【完全ガイド】香川・直島アート日帰りモデルコース｜バスで巡る効率的な回り方

• 直島日帰り旅行を成功させる計画のポイント
• バスで巡る直島アート日帰り王道モデルコース
• 直島の必見アートスポットとその見どころ
• 旅を万全にするための事前準備と知っておきたいこと
• よくある質問（FAQ）
• まとめ

瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島。

限られた時間で楽しむ日帰り旅行では、事前の計画が成功のカギです。

この記事では、地中美術館や家プロジェクトといった必見アートを巡るバスを使った王道モデルコースを時間軸で詳しく解説します。

直島日帰り旅行を成功させる計画のポイント

• 効率的な回り方の重要性
• 必ず訪れたい主要アートスポットの概要
• 島へのアクセス方法 高松港と宇野港からのフェリー
• 島内の移動手段 町営バスとレンタサイクルの比較

日帰り旅行を成功させるには、訪問したいアートスポットの優先順位を決め、移動手段と鑑賞時間を事前に計画することが最も重要です。

直島のアートスポットは島内に点在しているため、行き当たりばったりでは時間が足りなくなってしまいます。

あらかじめ計画を立てることで、心ゆくまでアートの世界に浸れます。

項目	宮浦港エリア	本村地区	ベネッセハウス周辺
主要スポット	赤かぼちゃ、海の駅なおしま	家プロジェクト、ANDO MUSEUM	地中美術館、黄かぼちゃ
主な移動手段	徒歩	町営バス、レンタサイクル	町営バス、ベネッセハウスシャトルバス
特徴	フェリー発着の玄関口	集落にアートが点在	美術館が集中するエリア

これらのポイントを押さえておけば、限られた時間でも直島の魅力を最大限に味わう旅行計画を立てられます。

効率的な回り方の重要性

直島のアートスポットは「宮浦港周辺」「本村地区」「ベネッセハウス周辺」の3つのエリアに大きく分かれています。

これらを効率良く巡るには、エリア間の移動に使うバスの時刻と、各施設の鑑賞にかかる時間を把握しておくことが不可欠です。

例えば、宮浦港から最も遠いベネッセハウス周辺の美術館を最初に訪れ、そこから本村地区、最後に宮浦港へと戻ってくるルートが人気です。

この一方向のルートなら、同じ道を往復する無駄な移動時間を約30分以上短縮できます。

フェリーの到着時刻から逆算して行動計画を立てることで、スムーズなアート巡りを実現しましょう。

必ず訪れたい主要アートスポットの概要

直島には数々のアート作品がありますが、特に外せないのが「地中美術館」「ベネッセハウス ミュージアム」「家プロジェクト」の3つです。

これらは直島アートの核となる存在と言えます。

特に地中美術館は、鑑賞に最低でも1時間は確保したい場所です。

作品数が限られているからこそ、一つひとつの空間とじっくり向き合う時間が生まれます。

アートスポット	特徴	見どころ
地中美術館	安藤忠雄設計の地中に埋設された美術館	モネの『睡蓮』を自然光で鑑賞できる空間
ベネッセハウス ミュージアム	美術館とホテルが一体化した施設	海辺に佇む草間彌生の「黄かぼちゃ」
家プロジェクト	本村地区の古民家を改修した7つのアート作品	集落の暮らしとアートの融合体験

これら3つのスポットを中心に旅の計画を組み立てることで、直島の魅力を深く感じられます。

島へのアクセス方法 高松港と宇野港からのフェリー

直島への主な玄関口は、香川県の高松港と岡山県の宇野港の2つです。

どちらの港からもフェリーまたは高速旅客船が運航しています。

高松港からはフェリーで約50分、高速旅客船で約25分かかります。

一方、宇野港からはフェリーで約20分、高速旅客船で約15分と、宇野港からの方が直島までの所要時間は短いです。

出発港	運行会社	片道料金（大人）	所要時間（目安）
高松港	四国汽船	フェリー: 520円、高速船: 1,220円	フェリー: 約50分、高速船: 約25分
宇野港	四国汽船	フェリー: 300円	フェリー: 約20分

ご自身の出発地や旅行全体のスケジュールを考慮して、利用する港を選ぶのが良いでしょう。

島内の移動手段 町営バスとレンタサイクルの比較

島内の移動は、町営バスとレンタサイクルが主な選択肢になります。

町営バスは、決まったルートを100円均一で利用できる手軽な交通手段です。

レンタサイクルは、電動アシスト付きなら1日2,000円程度で借りられます。

特に本村地区のような細い路地が多いエリアでは、バス停から離れた場所へも自由に行けるのが大きな魅力となります。

移動手段	メリット	デメリット
町営バス	料金が安い（100円）、坂道でも楽に移動できる	運行本数が限られる、バス停以外の場所には行けない
レンタサイクル	時間やルートを自由に決められる、細い道も散策できる	坂道が多いので体力が必要、天候に左右される

体力に自信があり、自由気ままに巡りたいならレンタサイクル、効率と快適さを重視するなら町営バスがおすすめです。

バスで巡る直島アート日帰り王道モデルコース

• 8時台 高松港出発から宮浦港の赤かぼちゃ
• 10時台 地中美術館とベネッセハウス ミュージアム
• 12時台 絶景ミュージアムカフェでのランチ
• 14時台 本村地区での家プロジェクト散策
• 17時台 宮浦港でお土産選びと帰路

日帰りで直島のアートを最大限に楽しむには、移動の無駄をなくす計画が鍵となります。

このモデルコースは、高松港からのフェリーと島内の町営バスを組み合わせることで、主要なアートスポットを効率良く巡れるように作られています。

時間	場所・行動	移動手段
8時台	高松港 出発 → 宮浦港 到着	フェリー
10時台	地中美術館・ベネッセハウス ミュージアム	町営バス・シャトルバス
12時台	ベネッセハウス ミュージアムカフェでランチ	徒歩
14時台	本村地区で家プロジェクト散策	町営バス
17時台	宮浦港でお土産選び・出発	徒歩・フェリー

このタイムスケジュールに沿って行動すれば、初めての方でも迷うことなく、アート鑑賞に集中できます。

さあ、心に残るアートな一日を始めましょう。

8時台 高松港出発から宮浦港の赤かぼちゃ

旅のスタートは高松港からです。

日帰りプランを最大限に活用するためには、8時12分発の高速旅客船に乗船するのがおすすめです。

約50分間の快適な船旅を経て、直島の玄関口である宮浦港に到着します。

船を降りるとすぐ、草間彌生作の巨大なアート作品「赤かぼちゃ」が迎えてくれます。

この作品は中に入ることも可能で、直島に来た実感を強く感じさせてくれる最初の写真スポットです。

時間	行動	ポイント
8:12	高松港から高速旅客船に乗船	瀬戸内海の景色を楽しむ
9:02	宮浦港に到着	目の前の「赤かぼちゃ」と記念撮影
9:22	宮浦港から町営バスに乗車	次の目的地「つつじ荘」へ

港に降り立った瞬間からアートの世界が始まります。

赤かぼちゃで記念撮影を済ませたら、時間を無駄にしないよう、すぐに町営バスに乗り込み次の目的地へ向かいましょう。

10時台 地中美術館とベネッセハウス ミュージアム

この時間帯は、直島観光のハイライトである2つの美術館を巡ります。

特に「地中美術館」はオンラインでの日時指定予約が必須のため、旅行の計画を立てる際に真っ先にチケットを予約しておきましょう。

安藤忠雄設計の地中美術館は、建物の大部分が地下にありながら、自然光を巧みに取り入れた空間が特徴です。

クロード・モネの『睡蓮』シリーズを自然光のみで鑑賞する部屋は、訪れる時間や天気によって作品の表情が変わる、特別な体験を提供します。

続いて、美術館とホテルが一体化したベネッセハウス ミュージアムへ移動し、有名な「黄かぼちゃ」をはじめとする屋外アートも楽しみます。

美術館	見どころ	ポイント
地中美術館	クロード・モネ『睡蓮』、ウォルター・デ・マリアの作品	自然光と建築が一体化した空間
ベネッセハウス ミュージアム	草間彌生『黄かぼちゃ』、杉本博司の作品	海を望む屋外展示が魅力

2つの美術館は、それぞれ異なる魅力を持っています。

自然と対話する地中美術館、開放的な空間でアートと触れ合えるベネッセハウス ミュージアム、両方を訪れることで直島アートの奥深さを感じ取れます。

12時台 絶景ミュージアムカフェでのランチ

アート鑑賞の合間には、素敵なランチで心と体を満たしましょう。

おすすめは、ベネッセハウス ミュージアム内にある「ミュージアムカフェ」です。

大きな窓からは、瀬戸内海の穏やかな海と空が一望できます。

アート作品の余韻に浸りながら、この景色の中でいただく食事は、旅の満足度をぐっと高めてくれます。

人気のパスタランチやカレーライスなど、地元の食材を活かしたメニューが揃っています。

店舗名	場所	特徴
ベネッセハウス ミュージアムカフェ	ベネッセハウス ミュージアム内	瀬戸内海を一望できる大きな窓
ベネッセハウス テラスレストラン	ベネッセハウス パーク棟1階	開放的なテラス席での食事
カフェサロン 中奥	本村地区	古民家を改装したカフェ

美しい景色もごちそうの一つです。

ここでゆっくりと休憩し、午後のアート巡りに向けてエネルギーを十分にチャージしましょう。

14時台 本村地区での家プロジェクト散策

午後は町営バスで本村地区へ移動し、「家プロジェクト」を巡ります。

これは、かつて人々が暮らしていた家屋などを改修し、アーティストが空間そのものを作品化したアート施設群です。

本村地区に点在する7つの作品を、地図を片手にスタンプラリー感覚で巡るのが楽しいです。

特にジェームズ・タレルが手掛けた「南寺」は、安藤忠雄設計の建物の中で、完全な暗闇から光を知覚する体験ができます。

この作品は整理券が必要になる場合があるので、本村地区に到着したら最初に訪れるとスムーズです。

プロジェクト名	アーティスト	特徴
角屋（かどや）	宮島達男	水面に浮かぶデジタルカウンター
南寺（みなみでら）	ジェームズ・タレル	暗闇の中で光を体験する作品
護王神社（ごおうじんじゃ）	杉本博司	ガラスの階段が地下と地上を結ぶ
石橋（いしばし）	千住博	静寂の空間に描かれた滝

古い街並みの中にアートが自然に溶け込んでいるのが、家プロジェクトの魅力です。

集落を散策しながら、アートと島の暮らしが共存する独特の空気感を味わってください。

17時台 宮浦港でお土産選びと帰路

アートな一日も、いよいよフィナーレです。

帰りのフェリーに乗る前に、宮浦港のフェリーターミナル「海の駅なおしま」で旅の思い出を探しましょう。

施設内にはミュージアムショップがあり、草間彌生の「かぼちゃ」をモチーフにしたキーホルダーや文房具、直島限定のスイーツなど、旅の記念にぴったりの商品が200種類以上並んでいます。

友人や自分へのお土産を選んでいると、あっという間に時間が過ぎていきます。

時間	行動	ポイント
16:30	本村地区から宮浦港へ移動	帰りのバスは乗り遅れないように注意
17:00	海の駅なおしまでお土産探し	直島限定グッズをチェック
17:00	宮浦港からフェリーに乗船	高松港へ向けて出発

楽しかったアートの島の思い出を胸に、帰路につきます。

フェリーのデッキから遠ざかる島を眺めれば、きっとまた訪れたいという気持ちが湧いてくるはずです。

直島の必見アートスポットとその見どころ

• 地中美術館 安藤忠雄建築と自然光が創る空間
• ベネッセハウス ミュージアム 草間彌生の黄かぼちゃと屋外アート
• 家プロジェクト 集落に息づく7つのアート作品
• 李禹煥美術館とANDO MUSEUM 静寂と対話の場所

直島には数々のアートスポットが点在しますが、これらの必見スポットを巡れば、この島の魅力を深く体感できます。

それぞれの場所が持つ独特の雰囲気と見どころを知って、あなただけのアート旅を計画しましょう。

施設名	特徴	設計者	エリア
地中美術館	自然光のみで作品を鑑賞する非日常空間	安藤忠雄	ベネッセハウスエリア
ベネッセハウス ミュージアム	美術館とホテルが一体化した施設で屋外アートも多数	安藤忠雄	ベネッセハウスエリア
家プロジェクト	古民家を改修し集落全体がアート空間	—	本村地区
李禹煥美術館	アーティスト李禹煥と建築家安藤忠雄の協働作品	安藤忠雄	ベネッセハウスエリア
ANDO MUSEUM	古民家とコンクリートが融合した安藤忠雄建築の軌跡	安藤忠雄	本村地区

これらのスポットはそれぞれ異なる魅力を持っています。

モデルコースを参考に効率よく巡り、直島のアートの世界に心ゆくまで浸りましょう。

地中美術館 安藤忠雄建築と自然光が創る空間

地中美術館とは、その名の通り建物の大部分が地中に埋められた、建築家・安藤忠雄設計のユニークな美術館です。

鑑賞できる作品は、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルのわずか3人のアーティストによる5作品のみという、とても贅沢な構成になっています。

見どころ	詳細
チケット	オンラインでの日時指定予約が必須
モネの部屋	自然光だけで鑑賞する5点の『睡蓮』
空間体験	作品と建築、自然が一体となった空間そのもの
カフェ	瀬戸内海を一望できる絶景の地中カフェ

鑑賞時間を考慮し、訪問時間は最低でも1時間半は確保するのがおすすめです。

静寂の中でアートと向き合う、特別な時間を体験できます。

ベネッセハウス ミュージアム 草間彌生の黄かぼちゃと屋外アート

ベネッセハウス ミュージアムは、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトにした、美術館とホテルが一体化した安藤忠雄設計の施設です。

館内作品はもちろん、20点以上もの屋外作品が無料で鑑賞できるのも大きな魅力で、海辺に佇む草間彌生の「黄かぼちゃ」は直島のシンボルになっています。

見どころ	詳細
黄かぼちゃ	海を背景にした草間彌生のアイコニックな作品
屋外作品	敷地内に点在するアートを散策しながら楽しむ
宿泊	ミュージアムに宿泊するという特別な体験も可能
ミュージアムショップ	オリジナルグッズやアート関連書籍が豊富

ベネッセハウスエリアは広く、屋外作品も多いので、無料のシャトルバスを利用しながら散策するのが効率的な回り方です。

家プロジェクト 集落に息づく7つのアート作品

家プロジェクトとは、直島の本村地区で展開されているアートプロジェクトで、点在する空き家などを改修し、空間そのものを作品化しています。

現在7軒の作品が公開されており、アーティストたちが家の持つ時間や記憶と向き合いながら制作した空間を、散策しながら巡るのが楽しみ方です。

作品名	アーティスト	特徴
角屋（かどや）	宮島達男	水面に浮かぶデジタルカウンター
南寺（みなみでら）	ジェームズ・タレル	暗闇の中で光を体験（安藤忠雄設計）
きんざ	内藤礼	事前予約制の特別公開作品
護王神社	杉本博司	ガラスの階段が地下の石室へ続く
石橋	千住博	静寂の空間に描かれた滝の絵
碁会所	須田悦弘	椿の花の木彫を探す楽しみ
はいしゃ	大竹伸朗	スクラップされた廃屋全体が作品

生活が営まれる集落にアートが溶け込んでいるため、住民の方への配慮を忘れずに散策しましょう。

『南寺』は鑑賞に整理券が必要な場合が多いため、最初に訪れるのがおすすめです。

李禹煥美術館とANDO MUSEUM 静寂と対話の場所

李禹煥美術館は、国際的に活躍するアーティスト李禹煥（リ・ウファン）と、建築家・安藤忠雄が協働して創り上げた、半地下構造の美術館です。

一方、ANDO MUSEUMは、本村地区の築約100年の古民家を再生し、安藤忠雄の建築要素を対比的に加えた小さな美術館で、彼の活動の軌跡をたどることができます。

施設名	特徴	見どころ
李禹煥美術館	自然と共鳴する石や鉄の作品	静寂の中で作品と対話するような鑑賞体験
ANDO MUSEUM	木とコンクリート、光と闇の対比	安藤忠雄の建築模型やスケッチ

静寂の中で自己と向き合うような時間を過ごせる李禹煥美術館と、安藤忠雄の建築哲学に触れられるANDO MUSEUM。

どちらも、直島のアート巡りに深みを与えてくれる場所です。

旅を万全にするための事前準備と知っておきたいこと

• 地中美術館オンラインチケットの予約方法
• フェリーと島内バスの最新時刻表の確認
• アート巡りに適した服装と便利な持ち物
• 直島ならではのグルメとお土産
• 主要施設の休館日と鑑賞チケットの注意点

直島への日帰り旅行を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。

中でも最も重要なのが、地中美術館のオンラインチケットを確保することです。

これさえ押さえておけば、当日の計画が格段にスムーズになります。

旅の計画は、まずチケット予約から始めましょう。

項目	ポイント
チケット予約	地中美術館は日時指定のオンライン予約が必須
交通手段	フェリーと島内バスの最新時刻表を公式サイトで確認
服装・持ち物	歩きやすい靴と、季節に合わせた服装。モバイルバッテリーも忘れずに
グルメ・お土産	人気店は混雑することも。宮浦港・本村地区で探すのがおすすめ
休館日	美術館は月曜休館が多いが、施設ごとに異なるため事前確認が重要

これらの準備を万全にしておけば、当日は心置きなくアートの世界に浸れます。

一つひとつ確認して、最高の直島旅行を実現してください。

地中美術館オンラインチケットの予約方法

地中美術館の鑑賞には、オンラインでの日時指定予約が必須です。

当日券の販売はないため、直島へ行くことが決まったら、何よりも先にチケットを予約する必要があります。

予約は、鑑賞希望月の2ヶ月前の10日午前10時から公式サイトで販売が開始されます。（例：7月分のチケットは、5月10日午前10時から販売開始）

土日祝日や連休などの人気の日時はすぐに埋まってしまうため、早めの手続きが安心です。

1. ベネッセアートサイト直島の予約サイトへアクセス
2. 「地中美術館」を選択し、希望の鑑賞日時と人数を選ぶ
3. 氏名やメールアドレス、クレジットカード情報を入力し決済
4. 予約完了後に届くメールに添付されたQRコードを保存

予約時に発行されるQRコードが入館証そのものになります。

当日はスマートフォンを忘れずに持参し、受付で提示できるように準備しておきましょう。

フェリーと島内バスの最新時刻表の確認

直島へのアクセスと島内移動を支えるのが、フェリーと町営バスです。

これらの公共交通機関は、旅のスケジュールを左右する重要な要素となります。

ダイヤは季節や曜日によって変動するため、出発前に必ず最新の情報を確認しましょう。

高松港や岡山県の宇野港から直島へ向かうフェリーは、1日に複数便運航しています。

島内の町営バスも、おおむね1時間に1〜2本の間隔で走っています。

モデルコースを参考に、自分が乗るべき便の時間をあらかじめリストアップしておくと、当日スムーズに行動できます。

交通機関	運営/公式サイト	確認するポイント
四国汽船	四国汽船株式会社	高松港・宇野港発着フェリーの最新時刻表と運賃
直島町営バス	直島町	路線図、バス停の位置、最新の運行スケジュール
ベネッセハウス場内シャトルバス	ベネッセアートサイト直島	つつじ荘から各美術館への乗り換え時刻

旅行当日、乗り遅れることのないように、出発直前にもう一度公式サイトで最新情報を確認すると万全です。

アート巡りに適した服装と便利な持ち物

直島は坂道が多く、屋外に展示されたアート作品を巡って歩く時間も長いため、歩きやすいスニーカーと動きやすい服装が旅を快適にするための基本です。

そのため、デザイン性だけでなく歩きやすさや動きやすさといった機能性を重視した服装選びが重要です。

島内では、1日で10,000歩以上歩くことも珍しくありません。

ヒールのある靴や履き慣れない靴は避け、足への負担が少ないスニーカーが最適です。

また、天候が変わりやすい瀬戸内海では、脱ぎ着しやすい上着が1枚あると重宝します。

持ち物	あると便利な理由
スニーカー	坂道や長い距離の散策でも足が疲れにくい
モバイルバッテリー	写真撮影や地図アプリを使うとスマートフォンの充電消費が早い
現金	一部の個人商店や自動販売機ではキャッシュレス決済に非対応の場合がある
日焼け止め・帽子	特に夏は日差しを遮るものが少ない場所を歩く
折りたたみ傘	急な雨に対応するため天候に関わらず持っていると安心
エコバッグ	お土産などで荷物が増えた際に役立つ

万全の準備で、身軽にアート散策を楽しんでください。

持ち物を工夫するだけで、旅の快適さが大きく変わります。

直島ならではのグルメとお土産

アート鑑賞だけでなく、島の恵みを活かしたグルメや、ここでしか手に入らないお土産探しも直島旅行の醍醐味です。

食事処やお土産店は宮浦港と本村地区に集まっています。

ランチが楽しめるお店は宮浦港と本村地区に集中しており、人気のお店は正午ごろに満席になることもあります。

11時台に早めの昼食をとるか、13時過ぎに時間をずらすなど、混雑を避ける工夫をするとスムーズです。

種類	おすすめスポット/商品	特徴
ランチ	カフェサロン中奥	古民家を改装した趣のある空間で味わうふわとろオムライス
ランチ	直島カフェ コンニチハ	瀬戸内海を眺められるテラス席で人気の直島バーガー
カフェ	ベネッセハウス ミュージアムカフェ	アート鑑賞の余韻に浸りながら海を一望できる絶景カフェ
お土産	海の駅「なおしま」	草間彌生のかぼちゃグッズや直島限定のお菓子が充実

食事もお土産も、直島での素敵な思い出の一部になります。

ぜひ、お気に入りのお店や一品を見つけてみてください。

主要施設の休館日と鑑賞チケットの注意点

旅の計画を立てる上で、見落としてはならないのが美術館やアート施設の休館日です。

多くの施設は月曜日を休館日としていますが、祝日の場合は翌火曜日に振り替えられるなど、変則的な運用もあるため注意が求められます。

特に家プロジェクトのひとつ『南寺』は、鑑賞に整理券が必要になる場合があります。

混雑時には鑑賞まで1時間以上待つこともあるため、本村地区に到着したら、まず『南寺』の受付で状況を確認すると、その後の計画がスムーズに進みます。

施設名	主な休館日	チケットのポイント
地中美術館	月曜日	オンラインによる日時指定予約が必須
ベネッセハウス ミュージアム	年中無休	予約は不要で、当日券のみ販売
家プロジェクト	月曜日（『きんざ』は開館日限定）	『南寺』は整理券対応になる場合あり
ANDO MUSEUM	月曜日	予約は不要で、当日券のみ販売
李禹煥美術館	月曜日	予約は不要で、当日券のみ販売

各施設の公式サイトで最新の開館情報を確かめ、「せっかく来たのに入れなかった」という残念な事態を避けましょう。

事前の確認が、当日の満足度を大きく左右します。

よくある質問（FAQ）

まとめ

この記事では、アートの島・直島を日帰りで満喫するための、バスを使った王道モデルコースをご紹介しました。

旅を成功させる一番のポイントは、地中美術館のオンラインチケットを事前に予約しておくことです。

• 地中美術館のオンラインチケット事前予約
• フェリーとバスの時刻を軸にした計画
• バスルートに沿った効率的な回り方
• アート散策を楽しむための歩きやすい靴

このモデルコースを参考に、あなただけの旅の計画を立てて、心に残るアートな一日を過ごしてください。